く ろとの想い出(T)


12年間共に暮らしたく ろが、1年前にあの世へ行ってしまいました。 く ろとの暮らしを思い出しながら・・・・。

あれは 9月12日の朝 息子たちが学校へ出かけたあと、 ご近所の奥さんが、慌てて駆け込んで来られ

「仔犬がごみ置き場に捨てられていたの 飼わない?

私の家には一匹いるので もう飼えないの」と。。。

見ると生後1ヶ月ぐらいのオス犬毛はふさふさと真黒まるで子グマのようでした。

あまりの可愛さにすぐに飼うことに決めたみためどおりの名前く ろとつけました・・・

朝夕のお散歩では、出会う子供たちに「おばさ〜ん、これクマ?」とよく聞かれ「そうよ!わかる〜」

っと言ってはニヤニヤしていました。

主人の休日には車で河川敷(家から5`)へ行くのが慣例でしたが、

それは飼い始めて4年目の休日、いつものように主人と出かけたく ろだったのですが、、、

突然居なくなったと、主人が血相を変えて帰って来たのです。 それから く ろ捜しの日々が始まりました。

今まで車でしか通ったことのない道なので 帰って来れるかしら?

車の往来の激しい道を横断しなければいけない。

野良犬に襲われてないかしら?と心配しながらのく ろ捜し・・・・・。

犬を飼っているお宅へ立ち寄ってみたり、散歩中の人に聞いてみも全然手掛かりがありませんでした 。

そんな時、犬の散歩中のおじさんが、「犬は迷子になると1日1キロ歩きながら 家にたどり着きまよ」と。

それを望みの綱に毎日探し歩いていました。

それは5日目の朝、私が新聞を取りに出ると

よたよたとく ろが玄関
へ入ってきたのです。

く ろが帰ってきたよー」の声に、ご近所の方も聞きつけて来てくださり涙、涙で大喜びをしました。


次へ       inserted by FC2 system